前撮りの打ち合わせやメールのやりとりをしている際に「指示書は必要ですか?」といった質問をよくいただきます。
初めてのことだらけで何を準備すれば良いか分からないですよね。
前撮りでご希望のイメージに沿った撮影をするには指示書はとっても便利なアイテムですよ*
今回は指示書の作り方・書き方のコツ・おすすめポーズなどをご紹介します!
前撮りでよく聞く指示書とは
前撮りの準備について調べているとよく目にする前撮り指示書という言葉。
名の通り「指示」を出すもので、前撮りにおいてはカメラマンへの撮影指示を出すものを指します*
必ず作らないといけないものではなく、具体的な要望がある場合以外はカメラマンにおまかせしていただいて問題ございません( ´ ▽ ` )
前撮りのお客様で指示書をご持参される方は全体の1~2割といった印象です。
指示書はメリットもデメリットもあるものなのでこのブログをお読みいただき作成するかご検討いただければと思います◎
前撮りにおける指示書のメリット
希望していることをカメラマンに視覚的に説明できる
前撮りで撮りたいショットがあるけど口頭で説明するのが難しい…そんな方にぴったりなのが指示書です!
例えば手元のショットといっても様々で、
指先を優しく握っているショット・恋人繋ぎをしているショット・指輪を際立たせるようなショットと様々ありカメラマンが提案したものとお客様のイメージするものが違う場合があります。
口頭で説明することは可能ですが画像で見せるとニュアンスの違い等も簡単に伝えることができます(*´-`)
撮り逃がしがなくなる
前撮り中は非日常的な行動で緊張をしているため撮ってほしいショットを伝え忘れがち( ;∀;)
撮影前にイメージがしっかりあってもカメラマンに伝えれていないと勿体ないですよね。
希望している雰囲気を汲みとってもらえる
指示書をいただいた際、カメラマンは
・どのようなショットを希望しているか
・ロケーションの兼ね合い等でできないショットはないか
・どのような雰囲気を好んでいるか
などを考えています。
カメラマンは沢山のポージングのストックがあり、指示書の中に面白ショットや元気いっぱいなショットが多い方には明るいポージングを、ロマンチックなショットが多い方には上品なポージングをご提案させていただきます*
好みの雰囲気がわかってもらいやすいのも指示書のメリットですね( ´ ▽ ` )
前撮りにおける指示書のデメリット
時間と手間がかかる
やはり一番はこれですね( ; ; )
前撮り撮影前は小物を作ったり結婚式準備などで忙しいことが多いですよね。
指示書は必ず準備しないといけないものではないので撮影までお時間があって撮影希望がある方のみ作成してみてください^^
撮影前日はしっかり睡眠を摂って体力とお肌の調子を整えることを最優先でお願いします*
カメラマンおすすめのポージングが少なくなる
指示書をご持参されるお客様でよくありがちな失敗は、要望のショットが多くそれだけで撮影の殆どを占めてしまう事です。
カメラマンはそのロケーションでの撮影を沢山経験しているため何処でどのようなポーズをとると美しいかを熟知しています。
どのお客様も撮影時間や納品枚数は同じなため指示書の量が多いとカメラマンおすすめのロケーションを生かしたショットも相対的に少なくなってしまう事があります。
必ず撮りたいショット以外はおまかせいただけるとバランスの良い撮影になりますよ◎
前撮りにおけるカメラマンへの指示の出し方
前撮りをする際カメラマンへの指示の出し方として
指示書を作る・携帯で見せる・口頭で説明する と3つのパターンがあります。
携帯を見せる・口頭説明だと指示書を作る手間がなく楽といった大きなメリットがありますが、
口頭で説明:伝えるニュアンスの違いでイメージが違う場合がある
携帯で見せる:量が多いと何度も携帯を見せてもらう形になるので時間のロスがある
といったデメリットもあります。
2~3ショット程度であれば指示書を作らなくても問題ないかと思われます。
それ以上の場合は指示書があると撮影がスムーズに進むので便利ですよ(*´ー`*)
前撮りに使える指示書の作り方
指示書は書類としてきちんとしていないとダメだと思っていませんか?
指示書はカメラマンに伝わればどのような形式でも良いのです!
手書きでもスマートフォンで作成しても問題ありませんよ◎
PCでの作り方
一般的にWord、Excel、PowerPoint、Illustratorで作られる方が多いようです。
ある程度見やすくなっていれば問題ないのでPC内に入っているペイント機能等でも問題ありませんよ^^
スマートフォンでの作り方
みなさん難しく考えられる方が多いのですが指示書作成にあたって資料作成専用のアプリは不要です。
簡単なのは写真加工アプリの中に入っているコラージュ機能で作成する方法です( ´ ▽ ` )
おすすめはLINE Corporationから出ている【 LINE Camera 】
画像のサイズ調整・画像の並び替え・文字入力など簡単に行うことができ、上記の参考画像は5分ほどで作成できました!
コラージュアプリで画像を並べて印刷→後から手書きで文字を記入しても良いですね◎
手書き
文字だけでも問題ありませんがイメージが伝わりにくい場合もあるためイラストを添えたりできるだけ視覚的にわかるようにお願いします*
画像をコピーしたものを切り貼りして持ち込まれる方もいますしカメラマンに伝われば問題ないので綺麗に作り込まなくても大丈夫ですよ!
前撮りに最適な指示書を書くコツ
前撮り指示書は要望を伝えるものでありカメラマンにきちんと要望内容が伝わなければいけません。
いくつか注意点を守ると伝わりやすい資料になるので参考にしてみてください*
ある程度希望数を絞っておく
前撮りにおける指示書のデメリットで前述したように要望数が多いと指示書中心の撮影になってしまいお二人の雰囲気に合わせた撮影やロケーションを生かしたショットが少なくなってしまいます。
2時間程度の撮影の場合は5~8件程度・最大10件を目安にされると良いかと思われます。
内容が多い場合は優先順位を記載していると満足度の高い撮影ができますよ(*’▽’*)
何を希望しているかわかりやすく書く
指示書でよくあるのが「何を望んでいるのかわかりにくい」ことです。
・ポーズ
・スポット
・アングル
・そっくりに再現
など何を望まれているかカメラマンに伝わりやすく書いてあると内容に沿って一番ベストな形で残してもらえますよ!
・日本庭園で大阪城を入れる(背景指定)
・傘を持った後ろ姿(ポーズ指定)
・手を取り合って緑を背景に下から撮影(ポーズ・アングル指定)
など上記のように記載してあると説明する手間もはぶけてスムーズに撮影に進めますよ◎
スポットの指定がある場合は必ず記載
指示書をいただいてからカメラマンはどこでどのようなショットを撮るか流れを組みます。
そのためスポットの指定がある場合は指示書に書いていただくとスポットに合ったポージングでの撮影や、指定スポットで多めに撮ってもらえたり要望に沿った撮影内容になりますよ( ´ ▽ ` )
小道具をリストアップする
前撮り中カメラマンは撮影だけでなく、ロケーションで余計な映り込みがないか・安全な道で案内できているか・綺麗な光の方向を探している等、様々な事をしています。
そのため小物が多いと覚えきれないことも。
前撮りに使いたい小物がある場合はリストを記載していると満遍なく小物を使ってもらえますよ!
前撮り指示書で人気のポージング10選
前撮り指示書、他の新郎新婦さまはどのようなショットを希望しているか気になりますよね。
よく指示書に載せられているものをご紹介いたします٩( ‘ω’ )و
傘を持って見つめ合っている姿
プロポーズポーズ
おでこをくっつけているポーズ
後ろ姿
歩いているショット
指輪をつけている手元
シャボン玉を吹いているショット
扇子で隠しながらキス
お座りショット
折り鶴を投げる
さいごに
これで指示書を作る際も安心ですね!
指示書を使ってカメラマンにイメージを伝え、満足度の高い前撮りを楽しんでくださいね(*´ー`*)