綿帽子について知りたい9つのこと!歴史やメリット・気になるあれこれ、これを読めば全て解決!

Date:2021/08/07
Last Update:2021/08/07

日本の伝統的な婚礼衣装、白無垢。
白無垢を着用される際よく組み合わされる綿帽子、イメージは湧いてもどんなものなのか今ひとつわからないですよね。
今回は綿帽子について全て疑問解決できるブログを書きました!

新婦さまだけがつけることのできる特別な婚礼衣装【綿帽子】の魅力をご紹介します(*´∀`*)
是非これを読んで参考にしてくださいね*

竹林で綿帽子をつけた白無垢前撮り

婚礼の王道、綿帽子とは

綿帽子をつけた新婦さまの和装前撮りショット

綿帽子とは白く袋状の形をした帽子のことを指します。
本来は真綿を広げて作る防寒具でしたが後に婚礼衣装のひとつとなりました。
白無垢に綿帽子は最も格式高い組み合わせとされています。
結婚式では挙式のみの着用とされておりますが現代では前撮りでも着用可能とされています。

白無垢の選び方やメリットについては和装前撮りにおける白無垢のメリット・選び方を女性カメラマンが詳しくご紹介します*の記事にてご覧いただけます◎

綿帽子をつける意味とは

紅葉を背景に綿帽子をつけた和装前撮り

綿帽子は「挙式が終わるまで新郎さま以外に顔を見られないように」「魔や災難から花嫁さまを守る」といった意味があります。
ウエディングドレスのヴェールと同じ意味があります。

丸い形状なため柔らかく優しい印象・顔が見え隠れするので奥ゆかしさも演出できます◎

綿帽子の歴史・起源

藤田邸跡公園で紅葉を背景に白無垢を着た和装前撮り

平安時代から鎌倉時代にかけて高貴な身分の女性は素顔で外出しない風習があり、袿や衣を被っていました。
当時は防寒・髪の乱れ防止・髪を結う際に油を使うためそれの埃除けなどの意味がありました。
室町時代から小袖に変化しその風習が婚礼のしきたりにも定められ、白の小袖を被ることとなったのことが現在の綿帽子の形に繋がりました。

綿帽子は必ずつけないといけない?

綿帽子白無垢白傘と白で統一した和装前撮り

白無垢を着用する上で綿帽子をセットで合わせないといけないと思われている方も多いかと思われます。

一般的に白無垢に洋髪の場合は髪飾りや髪型の関係で綿帽子のシルエットが綺麗にでないことがあるため綿帽子はかぶらなくても問題ないとされています。
ただし、格式高い神社で挙式をされる場合は神前に立つために挙式中のみ綿帽子の着用を求められることもあります。

前撮りでは綿帽子なしの方も多いのでなりたいイメージに合わせて組み合わせましょう◎

和装前撮り撮影で綿帽子なしも撮ってもらえる?

大阪城で白の和傘を持った和装前撮り

前撮りの衣装を選ぶ際、綿帽子をオプションでつけると最初から最後まで綿帽子のショットになりますか?といった質問をよくいただきます。
和装前撮りでは綿帽子有り・無しどちらも撮影させていただきます

綿帽子は頭にカチューシャ型の綿帽子キーパーと呼ばれる器具をつけて形を整えます。
そのため簡単に取り外しできるためどちらの撮影も可能なのです*

綿帽子着用中はポーズや顔の角度など制限があるため、綿帽子の有無に合わせて新婦さまが美しく見えるポージングをご提案させていただきます(*´ー`*)

綿帽子以外で伝統的な雰囲気を出すには

綿帽子は伝統的な雰囲気がありこれぞ王道のイメージがありますよね。
ですが綿帽子以外でも伝統的な印象を作ることは可能なのです!
いくつかご紹介いたします*

文金高島田

江戸時代に流行した島田髷といった未婚女性の髪型。
その中でまげを高い位置で結ったものが文金高島田と呼ばれます。
当時は上流武家の女性しか結えない高貴な髪型でした。
現在この髪型をするにはかつらを被られることが多いとされています。

角隠し

竹林で角隠しをつけて

文金高島田の上に被せる帯状の布。
角(つの)を隠すことによって「角を隠して従順でしとやかな妻になる」といった意味を表します。
お顔をしっかり見せることができるので凛とした印象を作れます。

綿帽子は白無垢のみ合わせることができるものですが、角隠しは白無垢・色打掛と組み合わすことが可能です。

新日本髪

新日本髪で和装前撮り

新日本髪とは日本髪を現代風にして地毛で結った髪型を指します。
日本髪は鬢付け油を使いますが新日本髪はワックスやスプレーなどで結うため自然な仕上がり・軽やかな印象となります。

綿帽子をつけるにあたってのメリット

綿帽子を着けた和装前撮りの型物

綿帽子をつけるにあたってのメリットは沢山あります!

・奥ゆかしさ・初々しさを演出できる
・綿帽子のサイズがきちんと合っていれば小顔効果も
・花嫁さましか着けれないので一生に一回!
・親御さまが喜ばれることが多く親孝行になる

前撮りでは綿帽子有り・無しどちらも撮影できるので一生に一回の記念として着けられる方も多いですよ*

綿帽子をつけるにあたってのデメリット

新緑の中で綿帽子をつけた和装前撮り

綿帽子をつけるにあたっての大きなデメリットは
暑い!このご感想を一番聞きます…

元々防寒具としても使われていたものなのでお顔まわりに風が入らず、夏は暑い中着用していただく形となります( ;∀;)

他には
・綿帽子のサイズがあっていない場合身体が大きく見える
・高さがあるため新郎さまの身長を超してしまうことがある
などがあげられます。

綿帽子が似合う人・似合わない人

紅葉新緑が美しい有形文化財建築で綿帽子をつけた和装前撮りショット

綿帽子はどんな人に似合われるか気になる方も多いかと思われます。

綿帽子はほとんどの方に似合いますが、特に似合われる方は丸顔・卵型のお顔をしている方・和風な顔立ちの方・年齢より若くみられやすい方です。

綿帽子が似合わない人は角隠しが似合う人でもあり、顔立ちがはっきりしている方・面長な方・凛とした雰囲気のある方となっております。

綿帽子はご試着していただくことも可能ですのでご衣装合わせの際にご相談ください(*´∀`*)

さいごに

綿帽子をつけて新郎さまと見つめ合っている和装前撮り

今回は綿帽子の歴史やメリットなどについてご紹介させていただきました!
花嫁さましかつけることができない綿帽子には魅力がいっぱい*
日本の婚礼衣装を着るからこそ伝統的なコーディネートをしてみたいですよね。
前撮りでは綿帽子有り無しどちらも撮れるので是非チャレンジしてみてください(*´ー`*)

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